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温泉分析書

源泉名

混合泉(田中泉、岩見泉、勝又泉及び山川泉の混合泉)

湧出地

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷大字一重ヶ根字大首204-141(混合槽出口)

温泉所有者

住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷大字一重ヶ根200番地の300
氏名:有限会社 新平湯温泉 代表取締役 中野安市

湧出地における調査及び試験成績

(1)調査及び試験者
社団法人 長野県薬剤師会 検査センター 第二課長 清水 正
(2)調査及び試験年月日
平成11年12月21日
(3)泉温
55.9度(調査時における気温-1度)
(4)知覚的試験
6.9
(5)pH値
ほとんど無色澄明、微鉄味、微硫化水素臭を有する
(6)ラドン
未測定

湧試験室における試験成績

(1)試験者
社団法人 長野県薬剤師会 検査センター 第二課長 清水 正
(2)分析終了年月日
平成11年12月27日
(3)知覚的試験
ほとんど無色澄明、微鉄味を有する
(4)密度
1.0005(20度) 0.9987(20度/4度)
(5)
6.79
(6)蒸発残留物
449mg/kg(乾燥温度110度)

泉質

単純温泉(中性低張性高温泉)

本水1kg中の成分、分量及び組成

陽イオン成分含有量(mg)当量(mval)比率(mval%)
水素イオン0.00.000.00
リチウムイオン0.70.101.42
ナトリウムイオン99.84.3461.71
カリウムイオン13.70.354.98
アンモニウムイオン痕跡0.000.00
マグネシウムイオン7.20.598.39
カルシウムイオン32.71.6323.18
ストロンチウムイオン0.60.010.14
バリウムイオン0.070.0010.01
アルミニウムイオン痕跡0.000.00
マンガンイオン0.060.0020.03
鉄(||)イオン0.30.010.14
陽イオン 計155.17.03100
陰イオン成分含有量(mg)当量(mval)比率(mval%)
フッ素イオン1.60.081.14
塩素イオン29.40.8311.80
臭素イオン0.10.0010.01
ヨウ素イオン痕跡0.000.00
亜硝酸イオン0.60.010.14
硝酸イオン1.20.020.28
硫化水素イオン痕跡0.000.00
硫酸イオン22.50.476.68
リン酸水素イオン0.20.0040.06
炭酸水素イオン343.05.6279.89
陰イオン 計398.67.04100
非解離成分含有量(mg)当量(mmol)
メタケイ酸109.21.40
メタホウ酸6.20.14
メタ亜ヒ酸0.130.001
非解離成分 計115.51.54
溶存ガス成分含有量(mg)当量(mmol)
遊離二酸化炭素60.21.37
遊離硫化水素痕跡0.00
溶存ガス成分 計60.21.37
その他微量成分
総水銀0.0005mg/kg以下
鉛イオン0.01mg/kg以下
カドミウム0.005mg/kg以下
総コロム0.02mg/kg以下

温泉分析書 別表

源泉名

混合泉(田中泉、岩見泉、勝又泉及び山川泉の混合泉)

湧出地

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷大字一重ヶ根字大首204-141(混合槽出口)

温泉分析申請者

住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷大字一重ヶ根200番地の300
氏名:有限会社 新平湯温泉 代表取締役 中野安市

泉質名

単純温泉(中性低張性高温泉)

浴用の適応症

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

浴用の禁忌症

急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)

飲用の適応症

飲用には適さず

飲用の禁忌症

飲用には適さず

浴用上の注意

  • (ア)温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日あたり1回程度とすること。その後は1日当たり2回ないし3回までとすること。
  • (イ)温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
  • (ウ)温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴場反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は入浴回数を減じ又は中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
  • (エ)以上のほか、入浴には次の諸点にすいて注意すること。
  • 1)入浴時間は、入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
  • 2)入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
  • 3)入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない(湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
  • 4)入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
  • 5)次の疾患については、原則として高温浴(42度以上)を禁忌とする。(ア)高度の動脈硬化症(イ)高血圧症(ウ)心臓病
  • 6)熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。
  • 7)食事の直前・直後の入浴は避けることが望ましい。
  • 8)飲酒しての入浴は特に注意する。